アメックスプラチナと言えば、クレジットカードのことをほとんど知らない人でも聞いたことのある、究極のプラチナカードです。
プラチナカードといえば、アメックスプラチナとも言われることも。
年会費もサービス内容も超一流のクレジットカードとなっており、インビテーション限定のプラチナカードとなっているので、知っているようで知らない人も多いハズ。
そこで今回は、アメックスプラチナのことをよく知らないという人でも、分かりやすくこのカードの魅力を解説していきたいと思います。
Contents
アメックスプラチナの基本情報
まずはアメックスプラチナの基本情報から見ていきましょう。
カードデザイン | |
---|---|
年会費 | 130,000円 |
家族会員 | 4名まで無料 |
カードブランド | アメックス |
取得条件 | インビテーション限定 |
カードデザインはシルバーだが、材質はメタル製
一見、ただの銀色のクレジットカードと思われがちですが、2018年よりアメックスプラチナはメタル製での発行となっています。
ステータスだけでなく、外見もメタルのずっしりとした重みは、アメックスプラチナの圧倒的なブランド力の象徴となります。
もちろん、メタル製だからといってICリーダーやサイン式のリーダーが使えないということもありません。使い心地そのままでメタル製に変更することができます。
年会費130,000円は高いが、家族全員で使えることを考えると格安
年会費は他のプラチナカードとしてかなり高い部類に入るアメックスプラチナですが、家族カードが4枚まで無料というのは他のカードにないサービスとなっています。
カード名 | アメックスプラチナ | JCBプラチナ | 三井住友VISAプラチナ |
デザイン | |||
年会費 | 130,000円 | 25,000円 | 50,000円 |
家族カード | 4枚まで無料 | 1枚まで無料 | 1枚まで無料 |
家族カード含めた年会費計算 | 26,000円 | 12,500円 | 25,000円 |
家族カードの一番の特徴は、本会員と同じサービスや特典内容を受けられることにありますので、実質の年会費は家族カードを発行できる枚数だけお得ということになります。
三井住友VISAプラチナカードと比べると、家族カードを含めた年会費計算ではほとんど同じとなっており、130,000円という年会費も人によってはお得と言えるでしょう。
ただし、家族カードの発行を検討しておらず、自分だけで使用するという場合には、やはり年会費は決して安いとは言えません。
そのあたりは、実際に作った後にご家族の方にアメックスプラチナを持たせるのかどうかまで含めて検討するといいでしょう。
アメックスプラチナの特典
アメックスプラチナの特典は、王道のプラチナカードというだけあって、満足するサービス内容が用意されています。
- メンバーシップ・リワード・プラス
- ホテル・メンバーシップ
- フリー・ステイ・ギフト
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- 2 for 1ダイニングby招待日和
メンバーシップ・リワード・プラス
プラチナカードだと以外に見落としがちなのが、ポイント還元率です。一般カードと比べて、プラチナカードはポイント還元率自体は低いものの、その他のサービス内容を拡充してカバーしているような状態となっています。
アメックスプラチナは
- 特典内容の拡充
- ポイントの貯まりやすさ
この2点を両立したプラチナカードと言えるでしょう。
アメックスプラチナでは、メンバーシップ・リワード・プラスに無料で登録を行うことで、ポイントを貯めることも使うこともお得になります。
専用サイトから手続きを行うだけで、以下のように使いやすくなる仕組みです。
- ポイントの有効期限が無期限になる
- 100円で3ポイントが貯まる(還元率3%)
- マイル移行や支払いに充当させるときの移行・交換レートがアップ
まず、ポイントの有効期限が無期限というのは隠れた魅力です。特にプラチナカードがポイント目当てのカードが少ない分、実はポイントが貯まっていてもそれを使うことを忘れてしまっている方も多くいらっしゃいます。
その点、アメックスプラチナであれば忘れててもポイントが失効することはないので思い立ったときにポイントを確認して使うことができます。
2点目の還元率3%というのも、大きな魅力でしょう。
他のプラチナカードは還元率1%がデフォルトとなっているため、単純に3倍貯まりやすい計算になります。もし、家族カードの発行を検討されているのであれば、そちらの支払いも3%還元の対象となるので一般カードと変わらない、ポイント制度を受けることができます。
3点目の移行・交換レートは特にマイルを貯めている方であれば確認しておくといいでしょう。
各社のクレジットカードで貯まったポイントは航空会社のマイルに交換するときに交換レートを取られるために還元率としては低くなっています。
例えばアメックスプラチナでも、メンバーシップ・リワード・プラスに登録していない場合、ANAマイルに移行するには2,000ポイントで1,000マイルとなります。
しかしメンバーシップ・リワード・プラスに登録後であれば、2,000ポイントで2,000マイルに交換できるため、単純にその差は倍となります。
通常のマイル還元率は50%
メンバーシップ・リワード・プラス登録後はマイル還元率が100%
ホテル・メンバーシップ
国内外にある一部のホテルグループでは、一部のお客様限定でVIPプログラムというものに招待されています。
主要なホテルグループですと、
- 「ヒルトン・オナーズ」ゴールド会員
- 「シャングリ・ラゴールデンサークル」ジェイド会員
- 「スターウッド・プリファードゲスト」ゴールドエリート
といったものが挙げられます。
これらのホテルグループにおけるVIPプログラムに招待されると、宿泊時の部屋のアップグレードなどが受けられますものです。
このVIPプログラムは通常であれば、参加するには2つの方法があります。
- 年間登録料を支払う
- 年間数十泊など条件をクリアする
どちらも、そのホテルグループのヘビーユーザーであれば検討の余地はありますが、普通の方には少し条件としては厳しいものです。
しかしアメックスプラチナであれば、これらの条件に当てはまらなくてもカードを持っているだけでVIPプログラムに参加が可能となっています。
しかも、これらの一つのホテルグループだけでなく、すべてのホテルグループで利用可能です。
利用するための条件は、ホテルでの宿泊料金にアメックスプラチナを使用するだけ。たったそれだけで、素晴らしいサービスを受けることができるでしょう。
フリー・ステイ・ギフト
宿泊した時のサービスも嬉しいですが、そもそもの宿泊のきっかけをくれるのもアメックスプラチナの素晴らしいといえるところです。
毎年、アメックスプラチナの更新のタイミングで国内の指定ホテルで使える1泊2名分の無料宿泊券がプレゼントされます。
対象ホテルは日本国内の各地域にいくつかありますが、対象となる提携のホテルグループとしては6グループになります。
- オークラ ホテルズ & リゾーツ
- ニッコー・ホテルズ・インター ナショナル
- ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ
- プリンスホテルズ&リゾーツ
- ハイアットホテルズアンドリゾーツ
- ヒルトン・ワールドワイド
詳しいホテル名はこちらからご確認いただけます。もしお気に入りのホテルがあればラッキーでしょう。
ファイン・ホテル・アンド・リゾート
ファイン・ホテル・アンド・リゾートとは、世界中のホテルから厳選された1,000以上のホテルやリゾート施設で特別優待を受けられる特典です。
特典内容の一例として、
- 12:00からチェックイン可能なアーリーチェックイン
- お部屋のアップグレード
- 朝食サービス(2名まで)
- 客室Wi-Fi無料
- チェックアウト時間の延長(レイトチェックアウト)
- オリジナル特典
などが挙げられます。
対象ホテルは専用サイトから検索、予約を行うことができますので一度、気になるホテルがあるのか見てみましょう。
上記専用サイト以外での予約では、ファイン・ホテル・アンド・リゾートのサービスを受けられませんので注意が必要です。
2 for 1ダイニングby招待日和
もはやどのプラチナカードでも、備えられている特典とも言える招待日和。名称は様々ありますが、サービス内容は同じです。
国内約200の人気レストランで2名以上のコース予約をすることで、1名分のコース料金が無料となります。
また最近では、国内だけでなくハワイやシンガポールなどの一部国外レストランでも利用いただけます。
こちらの2 for 1ダイニングby招待日和には利用回数制限はありません。積極的に利用することで年間費分の元を取ることも可能な人気サービスですので、ぜひ利用するようにしましょう。
アメックスプラチナの入会条件
ここまでアメックスプラチナの特典内容について紹介してきましたが、ではアメックスプラチナに入会するにはどうすればいいのでしょうか。
アメックスプラチナはプラチナカードの中でも特に入会が難しい、インビテーション限定のプラチナカードとなっています。
インビテーションとは、クレジット会社からの招待によって入会をすることができるもので、自分から申し込みをしてアメックスプラチナを作ることができません。
このインビテーションの具体的な条件等は公表されておらず、そのため様々な憶測を呼んでいます。
アメックスプラチナのインビテーション条件
では、アメックスプラチナのインビテーション条件はまったく分からないのかと言うと、実はそうでもありません。
クレジット会社は公表していなくても、現在では様々な口コミから一定のラインは予想することが可能となっています。
インターネット上の口コミを調べてみると、様々な意見が書かれています。
とうとう来ました
俺の時代が!!!とうとう来ました!!!
アメックスプラチナのインビテーション!!!
カード届き次第使ってやろう♡
22歳にしてプラチナ✌🏼️
22歳でもってるの俺だけだな pic.twitter.com/6TmMadIZA5— 大川 飛翔 (@tsa0512) 2016年2月9日
プラチナカードでは年齢制限を設けているカードもありますが、22歳でアメックスプラチナのインビテーションが来たことを考えると、年齢制限はないようです。
アメックスプラチナからのインビテーションがくることを期待してアメックスゴールドであらゆる買い物をしまくる。インビが来たら妻にアメックスプラチナを持たせてあげる
ʚ❤ɞ むふふ( ´艸`) 基本的に 何でも贅沢してもらって良いけどホストはダメだ。と言ってある。— UMA@im a lucky man (@UMA57099072) 2018年1月12日
アメックスプラチナのインビテーションを受けるために大前提必要な条件が、アメックスゴールドを所有していることになります。
このアメックスゴールドの利用履歴に対して、アメックスプラチナのインビテーションが届くようになっています。
基本的にはアメックスゴールドの所有期間が長いほど、インビテーションがもらえる可能性は高くなりますので、アメックスプラチナを目指すのであれば早めに作っておくといいでしょう。
アメックスプラチナの2018年のインビテーションタイミング
アメックスプラチナに限らずインビテーションというのは、クレジット会社がある特定の時期にまとめてインビテーション招待を送ります。
これはある時点での入会会員に対して、指定の条件をクリアしているユーザーに対して招待を送っているためです。
ということは、逆に言うとそのタイミングでインビテーションの招待がきていないユーザーは、今回のタイミングでは見送りということが分かります。
アメックスプラチナのインビテーションタイミングは毎年変わりますが、2018年は以下の月にインビテーションの招待が届く人が多かったようです。
- 3月
- 7月
- 10月
この時期から大きく外れた時期でのインビテーション招待はあまりなかったようです。
なので、残念ながら今現在でアメックスプラチナのインビテーション招待が届いていない人は、2018年は届かないと判断しましょう。
アメックスプラチナの口コミと評価
アメックスプラチナの金属製カード💳日本でもスタートしましたね!
— クレセツの中の人 (@akamuneha) 2018年10月18日
今年からアメックスプラチナのメタル製カードが日本でも発行可能になったことで、より注目を受けています。
今回のフライトで思った。やっぱアメックスプラチナのインビ受けよう。年会費13万は高いけど、まあ1ヶ月1万ちょっとの月会費だと思えば安いかなって。来年も海外出張多そうだし。しかしなによりANAのSFCほしい!!来年こそマイル貯めてSFCもらうぞ!
— Jesica (@kazuka_wada) 2016年11月20日
年会費を月額に換算すると、1万円ほどなので招待日和のコースを毎月利用すればそれだけで年会費よりも得をしている計算になるんですね。
年会費が高い分、特典もしっかりとしているプラチナカードは使いこなせば決して損をしないと言えそうです。
まとめ
アメックスプラチナは、まだ持っていない人にとってハードルが高いプラチナカードのイメージが強いですが、決してそんなことのないカードと分かりました。
確実にアメックスプラチナを所持するには、アメックスゴールドを約1年~2年は使いこなす必要があります。
将来に備えて、アメックスゴールドを作っておくことをおすすめします。